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敬農吉さんの自然栽培米「亀の尾」「にこまる」の新米!

こんにちは。
先日の台風19号、各地で大変な被害を出していますね・・。
被災された地域の皆様にお見舞い申し上げるとともに、1日でも早く日常が訪れることを心から願います。

今回は敬農吉さんの自然栽培米、2019年の新米のお知らせです。

画像は昨年のちょうど今の時期に訪れたときのもの。
画像の通り、このときも秋の台風で倒れていますが、今年も先日の台風で倒れているとのことです。

ただ、折れてなければ起こせば大丈夫とのことで・・・

こうやって、反対側に倒して起こしていきます・・・って、敬農吉の西さんは笑っていうけど!
これ、すごい大変じゃないですか???

一部の除草はジャンボタニシがしてくれるとはいえ、足りないところは人がするしかないし、農薬を使わない、化学肥料も使わないって、本当に大変なことです。

地域の高齢化に伴い、農業の人手不足は本当に深刻です。

1976年の農業就業人口は全国で約750万人ですが、2000年には約390万人、2018年は約175万人。
この40年ほどで4分の1以下になっています。(総務省統計局の統計)
さらに問題なのは、2018年の平均年齢が66.8歳!

就農人口のうち、70歳以上の方の割合は約43%、60歳以上の割合は約38%・・・つまり60歳以上で約80%(2016年/農林水産省統計情報)!

この後10年から30年で、農家さんの8割がいなくなるという現実。
50歳以下の就農人口が増えているといっても、この減り方に太刀打ちできるレベルではないようで、残念ながら、日本の食糧事情はいよいよ厳しくなってくることは間違いなさそうです。

そんな農村の高齢化・人手不足に強い危機感をもち、帰郷して就農したのが敬農吉の西さんです。

ご実家が工務店で兼業農家でもある西さんは、熊本市内で大工として働いていましたが、あるとき、実家に帰ると「自分が生まれ育った地域に、後継者(若者)がたった三人しかしない」という厳しい現実を目の当たりにして地元に帰ろうと思ったと言います。

農村で高齢化が進むと、荒れていくのは田畑だけではなく、それまで農業の傍らで共同で行ってきた草刈り、道路・側溝の清掃や用水路の手入れなどもする人がいなくなるので、地域全体が荒れてしまいます。

西さんはそういった地域の活動も積極的に行い、また大工さんでもあるので補修作業(家だけでなく、神社も!)も行なっています。さらに、今年からは、それまで籾摺りと精米をお願いしていた地域で唯一の米屋さん(兼雑貨屋さん)が高齢のため廃業することになったので、それも引き継ぐことを決意。ますます多忙を極めておられます・・・。

というのも、西さんとその仲間が自然栽培するお米は、JAでは籾摺りや精米を引き受けてくれません。また、それができたとしても、慣行農法のお米と一緒になると、それらのお米から農薬が多少混じってしまうので、そのお米屋さんにみんなで依頼していたのですね。そこが辞めるとなったら、自分でやるしかなくなってしまったという経緯です。

私も西さんのお米を取り扱うことになってから、そういう諸々の事情を初めて知りました。
「農薬や化学肥料を使わないお米が食べたい」というのは簡単ですが、そこに至るには栽培の苦労だけではなく、いろいろな地域の要因が含まれているんですよね・・・。そういうことも含めて、買うことで応援していきたいと改めて思います。

2足どころか3足、4足の草鞋を履く西さんの新米が今年も届きます。

太陽と土と水、そして植物の力を人が支えて力強く育ったお米。
そして天日干しで乾燥させたお米は本当に格別の美味しさです!

是非、ご賞味くださいね!!

お買い物はこちらから→Click!!

敬農吉さんの栽培についてより詳しくはこちらもどうぞ→Click!!

(発送開始は11月中旬から下旬頃を予定しています。)


農粋つかさ庵さんのオーガニック柑橘が入荷しました(すぐに発送できます)

こんにちは。
厳しい残暑が続いていた関西ですが、やっと少しホッとできるような気温になりました。
今朝は今年初の冷え込みだったそうで、ひんやりとした朝の空気が久しぶりに心地よかったですね。

今回は、農粋つかさ庵さんからオーガニック柑橘入荷のご案内です。

青果は「鮮度」を重視しているので予約販売でお願いすることが多いのですが(入荷したらすぐにお届けできるので)今回は入荷済み分を即売いたします。(ただ、鮮度も大切にしたいので数量限定です。)

お支払い確認後すぐに出荷しますので、予約販売が面倒だったみなさま、この機会をお見逃しなく!
農粋つかさ庵さんといえば、まずはこちら!(グリーン)レモンです。

購入された方のほとんどがリピーターになります。

高級レモンの産地として有名な瀬戸内の島々ですが、農粋つかさ庵さんはそのうちのひとつ大崎上島にあります。
島に植えられたレモンの木は、瀬戸内の海風と恵まれた太陽で生まれる寒暖差のなかでゆっくりと果実の熟度を上げていきます。そのため、出荷開始の時期が他の産地よりも遅めなのですが、風味がとにかく抜群なのです。

今年は一回り大きめにしっかりと育ちました!もちろん味も香りも格別です。

お次は早生みかんです!

毎年、農粋つかさ庵さんのみかんは「味が濃い!」と好評です。これを一度食べると他のみかんでは物足りなくなるかもしれません。

まだ表面が青い頃なので、酸味がありますが、甘みもかなりしっかりとあります。この酸味と甘みが、残暑で疲れた身体を癒してくれますね〜。代謝アップにも一役買ってくれます。

みかんは皮に渋みやアクが少ないので、下処理なしで丸ごと使ってマーマレードやお菓子作りに使っていただけます。秋のスイーツ作りにもおすすめの素材ですよ。

最後はすだち

「すだち」は晩夏から今時期だけの初秋の味覚ですね。

例年、量が少なく、一部のお客様だけにご案内していました農粋つかさ庵さんのすだち。
今年はタイミングよく入荷しましたので、数量限定で販売できます!

すだちらしい酸味のなかにもまろやかさがあると、お客様からは大変ご好評いただいております。

皮ごと安心してお使いいただけますので、そのまま薬味としてはもちろん、すだちシロップ作りにも!

また、ジントニックに使うと、レモンやライムとはまた違った美味しさを楽しめます。

表面の傷がやや多いため、通常よりもお安くしています。(画像をご参照ください。)

お味に影響はないので、是非この機会にたっぷりと秋の味覚をお楽しみくださいね。

今回ご紹介した柑橘は、すべて・・・

*農薬・化学肥料 不使用
*畜産堆肥 不使用
*瀬戸内の島で海風と太陽の恵みを受けた露地栽培
*ワックス・フリー

当店で扱う青果は「山採り」を基本としています。大小不揃いとなり、表面に傷やデコボコがあります。

保存中に追熟が進むので、色味が画像よりも黄色くなってきます。

諸々、自然のものですので、どうぞご了承ください。

お買い物はこちらから→Click!!

クレジットカード払いだと、キャッシュレス決済還元対象になり5%OFFです。詳しくはこちらの記事もご確認ください。→Click!!


「キャッシュレス・消費者還元事業」参加のお知らせ

こんにちは。
今日から10月ですね。

ついに消費税10%になってしまいました・・・。

これで北欧なみに福祉や補償が充実してくれたら、安心して暮らせる国作りに使ってくれると確信できれば全然構わないのですが、そんな感じが全くしてこないのですよね。

こうなることを止められなかったのは、有権者である私にも責任はあるわけで、何もできていない自分が悔しくて、ずっとモヤモヤしています。

このモヤモヤを少しでも解消していくために、店としても個人としても何かしらの行動に移していこうと思っています。

ところで、今回の増税に際して目先のニンジン的なことにはなりますが・・・・当店は「キャッシュレス・消費者還元事業」に参加しております。

以前から、オンラインショップのクレジットカード決済にはスクエアという会社のシステムを使っています。

<VERTオンラインショップでのクレジットカード決済の流れ>

(1)お支払い方法でクレジットカード決済を選択してお買い物を終了します。

(2)自動返信メールが届きます。ここでは、まだお支払いは完了していません。

(3)当店から24時間以内(土日祝日は含まない)に「お支払いのご案内メール」が届きます。そのメール本文に、スクエアで作成した請求書のリンクがあります。

(4)請求書のリンクをクリックして表示された請求書に従って、お手持ちのクレジットカードにてお支払いしてください。(これでお支払い完了です。)

5%還元の対象になるクレジットカードはVisa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Clubです。(Discoverは対象外ですので、ご注意ください。)

*キャッシュバックやポイントなどで還元されますが、還元方法については各クレジット会社によって異なりますので、クレジットカード会社にお問い合わせください。

*期間は10月1日から来年の6月30日までです。

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お買い物は投票です。

健全な食べ物や飲み物を購入することで、それらを作る農家さん、生産者さんを一緒に支援していきましょう!

ただし、そういうものたちは大量にはできません。
時間的にも、量的にも、コントロールはほとんどできません。
それを作るための人手も、圧倒的に不足しています。

そもそも、一度に大量に、安定して、効率的に作るために、農薬や化学肥料や添加物が発達したんですから、自明ですよね。

ましてや、こんな異常気象が続く昨今です。

なので、お届けが遅れたり、量が減ったり、最悪はお届けできないこともあるかもしれません。

どうせお届けするなら、良いものを、スムーズに、できる限り多くのみなさんに「お届けしたい」気持ちは人一倍強いです。(だから、こんなお店をしているのです。)

だけど、上に書いたような、ままならぬ事情があることをどうぞご理解ください。

限られたものを、奪い合うようにではなく、分け合う気持ちで商売が続けていけたらと思っています。

今回は商品の紹介がないので、普段思っていることを少し書かせていただきました。

また機会を見つけて商品の紹介以外にも色々と綴っていきたいと思います。

(画像はある日の大阪市内、晩夏の夕焼け。綺麗だけど、不穏な入道雲。)


青柚子胡椒の手作りキット、ご予約販売中です。

こんにちは。

西宮では昨夜から断続的に強い雨と風が続いています。
この後も来週までは雨が続くようで、昨年春の大雨を思い出しますね・・・。
降雨量が多過ぎるという理由で、阪急電車が止まったのは初めてで呆然としました。

九州では相当な豪雨で、既に被害が出ているようで心配です。
どうぞ被害が最小限で収まりますように。

少し早いですが、こんな秋の長雨の日は、家で自家製調味料作りはいかがでしょうか。

今年も青柚子胡椒の手作りキットを販売中です。

実は簡単にできて、とっても美味しい青柚子胡椒!

届いた敬農吉さんの収穫したてのフレッシュな青唐辛子(自然栽培/オーガニック/熊本県産)を開いてタネをとって・・・

にしだ果樹園さんの香り高い青柚子(月読み自然栽培/オーガニック/熊本県産)の皮を

刻み(薬味おろしでしても、包丁で皮だけ刮げてもOK)・・・

開いてタネ(と軸)をとった青唐辛子、青柚子の皮、お塩のそれぞれの分量を計って

フードプロセッサーで混ぜるだけ!で、出来上がり。

簡単ですね!・・・とはいえ、途中、すっとばした「下ごしらえ」の作業が地味〜に大変なんですが(笑)。
特に青唐辛子を開いてタネをとるのが手間がかかるのですが、美味しい自家製柚子胡椒のために無心で作業して乗り切りましょう!

それに、無心の作業、たまにはいいものですよ(笑)。

お塩はキットについてないので、お気に入りのお塩をご用意くださいね。
素材が3つしかないので、塩もとっても大切な要素です。
精製塩ではなく、自然海塩をおすすめします!

VERTおすすめのお塩はこちら→Click!!

出来上がってすぐのものも、それはそれで美味しいのですが、数日置いておくと塩が馴染んできてグッと味わいが増します。

保存は冷蔵庫でもいいのですが、冷凍庫の方が色が鮮やかなまま保存できます。

私は1年以上寝かせたものを使っていますが、これがまたいい感じの深みある辛さになってて美味しい!

今年のキットは、昨年よりも青唐辛子、青柚子ともに増量していますので、少し多めに作って長期熟成バージョンも是非お楽しみくださいね!

初回「9月6日発送分」は8月31日までのご注文確定分となります。

お支払いはクレジットカード払い、または銀行振込です。
8月31日中にお支払いが確認できたご注文分(ご注文確定分)を9月6日から発送しますので、お早めにお申し込みください。

今回は間に合わないなぁという場合でも、2回め、3回めとご用意していますのでスケジュールに合わせてご検討ください。
(露地栽培のため、今後の天候によってはご用意できない場合もありますこと、ご了承ください。)

注文を予約制にしているのは、生の青唐辛子をなるべくフレッシュな状態でお届けしたいからです。お手数をおかけしますが、どうぞご理解ください。

お届けした青唐辛子は新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室に保存して、1週間以内に使ってくださいね。
(キットには詳しく作り方を書いたレシピを同送しています。)

VERTの青柚子胡椒手作りキットのご購入はこちらから→Click!!


おとなの夏休みのおともに・・・夏が旬のフランスチーズとHOVELさんのCRISPBREAD

こんにちはー。
8月8日の立秋を過ぎて、暦のうえでは夏は終わり、秋が始まりました。
とはいえ、実際には暑さがピークを迎える時期でもありますので、体調管理には充分にお気をつけくださいね。

さて、昨日から夏休みに入った方も多いのではないでしょうか。

帰省、旅行、イベント、おでかけ、と過ごし方は色々ありますが、私はここ数年、夏休みは家でのんびり過ごすことが多くなってきました。

人が多い場所が苦手なのと、なんといっても、暑さがピークの時期ですしね・・・・。
普段はなかなかできないような部屋の模様替えとか、衣類・本棚の整理をしたり。
最近、Netflixをテレビで見れるようにしたので、映画やドキュメンタリーを見たり。
外に出たくなったら、近隣府県くらいまで、ちょっと遠出したりして過ごします。

一番のポイントは、全部「気が向いたら」するというところでしょうか。

せっかくのお休みなので、これやってあれやってと詰め過ぎずに、気が向くままに、ゆるりと自分が心地良いリズムで数日間過ごす。

これで、私はかなり癒されます。

癒されることと言えば、私にとって”美味しいものを食べること”もそのひとつです。

まだ明るい時間から料理を作り始めて、陽が傾きだす頃に早々と夕ご飯を始めます。

夏は魚でも肉でもサッと焼いたものや、勢いのある夏野菜と一緒に炒めたもの。
そして、作り置いていた酢の物やマリネがあれば、暑いさなかでもささっと美味しい食事の出来上がりです。
もちろんワインも用意します(笑)。

あ、ぬか漬けもあると良いですね。
今年の夏は、自家製ぬか床作りに今のところ成功しています。
あの独特の酸味ある味が、夏の身体をシャキッと元気にしてくれますよね。

ぬか漬けや漬物は、発酵もの同士でワインにも合いますよ〜。是非お試しくださいね。

そして今回、夏の食べ物としておすすめしたいのはチーズです。

夏にチーズは意外かもしれませんが、「白い肉」と言われるほど、良質なタンパク質と脂質、カルシウム、ミネラル、ビタミンB2、ビタミンAといった栄養素がしっかりとれる食品でありながら、加熱せずにパクッと簡単に食べられ、暑い季節には調理時間が短くて済んで楽、しかも肉よりも消化にも良いチーズは、夏の食事に積極的に取り入れたいものです。

そもそも、ヨーロッパでは四季を通じて様々な種類のチーズが出回り、夏にしかできないチーズもあり、季節の美味のひとつとして楽しまれています。

今では酪農もチーズ作りも産業化されてしまって季節感のないものが多くなってはいますが、もともとは農家が手作りしていたものですので、通年で作られる定番のチーズでも、季節ごとにミルクの質や味が変わり、夏には夏の、冬には冬の味わいのチーズを作り出してきました。
同じチーズを通年で味わって、その味わいの変化を楽しむのもとても面白いものです。

ただ、チーズなら何でも良いわけではなく
「できる限り、自然に近い状態で育てられた牛や羊、山羊からとれた健全なミルク(ものよっては殺菌していないミルク)を使い、発酵食品として真っ当で自然な工程を経て作られたものであること」が大前提です・・・。

残念ですが、そういうチーズは、日本では輸入ものにしろ、国産のものにしろ、なかなか手に入れることができません。あるとしても、極少量生産で入手困難、または本場の味わいからは程遠いもの、か・・・。

それに加えて、うちのようなオンライン販売だけのショップにとっては、入荷が安定していないと販売するのが難しいという理由もあり、なかなか積極的におすすめできずにいました・・・が、その辺りをクリアできるパートナーにやっと出会え(嬉)、チーズのご紹介ができるようになりました!

ご紹介するのは、主にHervé Mons(エルべ・モンス)のチーズです。

2000年に行われたフランスの国家最優秀職人賞『MOF』に選ばれたエルベ・モンス氏。
今では数が増えましたが、エルべ氏はチーズ職人として最初にMOFに選ばれた、たった4人のうちの1人です。

フランス南部、美食の都として有名なリヨンから、さらに電車で1時間半ほどの場所にある小さな町ロアンヌ。そこで1964年に、エルベ氏のご両親がチーズショップを開いたのがすべての始まりです。
当初はオーベルニュ出身のご両親が地元から取り寄せたチーズを販売していましたが、その美味しさでたちまち町の人気店に・・。
長男だったエルベ氏は、そんなご両親がするチーズの管理や熟成方法を間近に見て育ったのでしょう。その感覚こそが、エルベ・モンスのチーズの美味しさの軸になっている気がします。

1983年にパリの有名チーズショップで経験を積んだ後、地元へ戻りロアンヌ・シティ・センターにチーズ販売所を設けました。同時に近隣のチーズショップの立ち上げにも尽力し、Saint-Haon-le-Châtelにチーズ用の地下熟成セラーを創ります。

90年代にはモンス家のチーズ(エルベ氏がセレクトして熟成するチーズ)の品質の高さは定評を得て、また、弟であるローラン氏も加わることでお店の運営も安定したおかげで、フランスのみならずヨーロッパ全土、アメリカ、日本など世界20カ国に輸出できるようになりました。

今でも、エルベ氏は国内に残されている卓抜した職人技をもったチーズ職人や優れた農家を探してフランス中を旅し、与えている牧草や製造法についても生産者と直接会って忌憚なく話し合うことによって、信頼関係を築きあげ、チーズの伝統や品質を守ることに尽力しています。
そうやって手に入れた大切なチーズたちを自身のセラーで納得するまで熟成させてから出荷しています。
2009年には、古い鉄道の跡地を利用したチーズ熟成セラーを新設し “La Compagnie d’Affinage des Caves de la Collonge”という新事業をスタート。このセラーで熟成された素晴らしい状態と品質のチーズが、日本に届けられています。

説明が長くなってしまいましたが(汗)・・・。

今回入荷しているチーズをご紹介しますね。
まずは南仏プロヴァンス地方の夏限定入荷のシェーヴル。

どれもとっても綺麗ですね!

シェーブルは山羊のミルクで作るチーズのことです。

牛のミルクよりも身体にとても優しくて栄養も豊富なのですが、なんせクセのある香り(ずばり山羊小屋の香り!)が苦手という方も多いと思います。
私もそのうちの一人ですが、今回入荷のプロヴァンス地方のシェーブルたちはクセが少なく、どれもとっても食べやすくて美味しく頂けました。

理由としては、状態や熟成度合いが若いものが多いということもありますが、ローヴ種というプロヴァンス地方に生息する原種の山羊ミルクで作られている点も大きいと思います。

ローヴ種の山羊たちは、プロヴァンス特有のハーブが混じった草を食べて育ち、ミルクはほんのりとハーブの香りがします。そのミルクで作ったチーズにもハーブの風味があり、とても爽やかで、シェーブル嫌いも魅了する美味しさなのです。
特に、草花の勢いが増し、山羊たちが授乳期に入る、春から夏にかけてのミルクの風味は格別!シェーブルが苦手な方にも是非試してみて欲しいチーズです。

Cornes du diable Rove Fermier コルヌ・ドゥ・ディアーブル・ローヴ・フェルミエ

フランス、プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地方産
80g/個

おにぎり型に胡椒の粒をあしらった可愛らしいルックスですが、現在の牧畜や農業の流れに逆らって、若い夫婦が未開拓の土地を開墾して作った牧場で始めたチーズ作りによって出来上がったもので、そのキュートな見た目とは裏腹に骨太なチーズです。

情熱と強い意志、厳しさ。彼らなりの「哲学」を貫き、自然と共存しながら土地を開拓して適切に整備した結果、現在では70数頭の野生に近いローヴ種の山羊から毎日限られた数量のみ生産されています。

プロヴァンスのハーブや南フランス特有の潅木の心地良い香り、爽やかな山羊特有の軽い酸味があります。今回のシェーブルのなかで一番食べやすいと思います。

はっきりとした塩気と旨味があって、素直に「美味しい!」と思えるチーズです。

Buchette de Manon ビュシェット・ド・マノン

フランス、プロヴァンス地方アルプ・ド・オート・プロヴァンス県産
100g/個

ローヴ種又はアルピンヌ・シャモアゼ種の山羊のミルクで作られ、薄い木の板に乗った小さなロールケーキのような形です。
表面にはプロヴァンス地方のハーブ「サリエット」が飾られています。サリエットは殺菌効果や消化促進の効果があるとされ、フランスでは人気のハーブです。
表皮はややねっとり、内側はほろっとした軽めの触感。はっきりとした塩気、ミルクの甘みと旨味がとてもリッチです。サリエットやハーブの香りはほんのり、山羊特有の軽い酸味、木の香りが融合しています。
こちらもシェーブルの風味はとても控えめで、ミルクの旨味とはっきりした塩気でとても食べやすいです。
サラダに添えたり、蒸した鶏胸肉と一緒に食べても美味しい!

BANON Fermier AOP バノン・フェルミエAOP

フランス、プロヴァンス地方アルプ・ド・オート・プロヴァンス県産
100g/個

フランス、プロヴァンス地方アルプ・ド・オート・プロヴァンス県の農家製のもの。
この地域を代表するシェーブル・チーズですが、エルベ・モンスが選ぶのはローヴ種の山羊のミルクで造られていて、より華やかで濃厚な仕上がりです。

栗の葉で包まれた柔らかでしっとりとした質感。
シェーブル版ウォッシュチーズといった感じで、熟成した風味と塩気、灌木のような風味があり、濃厚で複雑な味わい。

ワインと合わせるというよりも、食後酒と一緒にゆっくりと楽しみたいチーズです。

3つのなかでは一番個性的ですが、クセになる美味しさです。私も最初は「おっ」と思いましたが、今ではむしろ美味しくいただいております。

*ご紹介したシェーブルチーズのお買い物はこちらから→Click!!

次は夏に旬をむかえるチーズです。

Brebis du Lavort ラヴォ・ブルビ

フランス、ローヌ=アルプ地方ロワール県産

南仏タルン県ラクンヌ原産の羊の非加熱圧搾乳を使ったハードチーズ。
羊のミルクは山羊とは違ってクセがなく、ミルキーでとても美味しいですよ。

1990年にオーヴェルニュで誕生した比較的新しいチーズです。
かの有名なシェフ、ピエール・トロワグロが「形に驚かされ、その味に魅了された!」と賞賛したことでその名が広がりました。

非常に湿気の多いセラーで熟成され、程よい塩気、噛むとじわっと広がる旨味とヨーグルトを想わせる酸味との調和が素敵です。とても食べやすいチーズだと思います。
カット(あっさりめの味なので、ややぶ厚めカットがおすすめ)しておつまみに、サンドイッチや料理にも!

通年作られていますが、春から夏にかけての濃厚なミルクから作られる夏場が旬です。
チーズにもミルクの風味が増し、ほんのりと夏草の香りがして食欲をそそります。

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Petit Sornin プティ・ソルナン

フランス、ローヌ=アルプ地方ロワール県産

もともとこの地域(ソルナン)で修道院でビールとチーズの両方を作っていたことからヒントを得て、地元のブラッスリーとモンス家がコラボレートし、地ビールで表皮を洗って熟成させたことから始まったチーズです。

殺菌乳(牛乳)から手作りされた560gのチーズの表面を、秘蔵レシピの水とビールを合わせた溶液で週に2回洗い、約2ヶ月かけて熟成されます。
この間にビールの酵母がチーズに独特の風味を与えていきます。

表皮はキャラメル色に色づき、内側もやや黄を帯びた色に変化。
ウォッシュに分類されますが、もちもちした食感のセミ・ハードタイプでもあります。
外皮の香りはややインパクトがありますが、食べると香ばしい風味で塩気も旨味も程よく、クセはあまりなく食べやすいと感じました。
夏のビールにも合う「おつまみ系」チーズです!

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最後に・・・定番中の定番ですが『ブリー・ド・モー』!エルベ・モンスのものはこんなに美味しいのか!と驚いた逸品なのでご紹介。

Brie de Meaux AOP MONS ブリー・ド・モー AOP MONS

フランス、ロレーヌ地方ムーズ県産
(画像が200gカット)

ブリー特有のツンとくる香りがありますが、口に入れた途端、良い熟成によってしか生まれないヘーゼルナッツを想わせる香ばしさや、ミルクの風味の豊かさ、クリーミーで複雑な味わいが優って香りの印象はどこかに吹き飛んでしまいました。

この美味しそうな断面・・・!象牙色の美しいチーズは、良質なミルクで作られている印です。

いつものサンドイッチに入れるだけで、極上の素敵な一皿に・・・。
フルーツやはちみつ、ジャムを添えたら贅沢なデザートの出来上がりです。

とにかく、あると便利、あると嬉しいチーズがこれ!(笑)。

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チーズと一緒におすすめしたいのが、こちら!

HOVEL kusayamaさんの石窯焼きCRISP BREAD(クリスプ・ブレッド)!

クリスプ・ブレッドは北欧の平たいクラッカー状のパンのこと。スウェーデン語ではクネッケブレードといいます。この名前の方がご存知の方も多いかもしれませんね。

口のなかでもモソモソせず、パリパリした、おせんべのような食感の軽快なパンです。
これなら暑い時期も食べやすいのでは?と「夏のパン」として登場です。
チーズとの相性抜群!
また、砕いてスープに入れたり、サラダやカレーに散らしたりしても美味しいです。

水分が少なく日持ちがするので、携帯食としても便利です。(割れやすいですが・・・)

夏に嬉しい個性ある味わいを3つアソートにしてお届けいたします。

プレーン(画像右)はココナッツオイルをベースにした香ばしく軽い食感。

グレー(炭パウダー/画像中央)7種のスパイス(画像左)はオーガニックオリーブオイルをベースにしていて、やや食べ応えある食感。

スパイスはクミンシード、フェンネルシード、コリアンダーシード、アジョワンシード、
イエローマスタードシード、ポピーシード、パプリカパウダーです。
オリエンタルな香りが食欲アップに一役買ってくれます。

炭パウダーは腸内環境を整え、デトックス効果で注目されている食材です。

今回も美味しいもの満載でお届けしました!
おとなの夏休みのおともにいかがでしょうか。

書いているうちにおなかが空いてきたので(笑)夕食の用意をしようと思います。
もちろん、ご紹介したチーズとパンも一緒に。

ワインは、白だと爽やかで軽めのもの、赤だと樽の香りがなくジューシーな果実味主体のやや軽めなものが合いやすいです。

辛口のロゼは、季節的にもチーズとの相性的にも◎

お盆期間中も営業しております。
少しの制約がありますが、発送もできますので是非ご利用くださいね。

みなさまからのご注文、お待ちしております。

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蒸し暑い日本の夏にCidre Nature!その2_La Cidrerie du Golfe(ラ・シードルリー・デュ・ゴルフ)

こんにちは!

昨日の選挙、みなさん行かれましたか?
私は期日前投票しました。
今までになく盛り上がった選挙だと感じていましたし、周囲でも選挙に行ったという話をよく聞いていたのですが、蓋を開ければ投票率が戦後で2番目に低いって・・・。本当なんでしょうか。
なんかちょっとモヤモヤしますが・・まぁ「やる気を削がれないように」選挙の後も、政治に興味をもっていこうと思います。

さて、今回はおすすめシードルその2「La Cidrerie du Golfe(ラ・シードルリー・デュ・ゴルフ)」をご紹介します。

フランス、ブルターニュ地方、Arradon(アラドン)村。
La Cidrerie du Golfe は、Morbihan湾の沿岸から500m内陸へ入ったところにあります。Golfeとはフランス語で 「湾」を意味するそうです。

シードルリーを運営するのは、マルク・アベル(1965年生まれ、三人の父/画像手前)とフランソワ・ドゥフォルジュ (1962年生まれ、三人の父/画像奥)です。

マルクはシャンパーニュ地方出身でワインとは全く違う仕事をしていた両親の元で育ち、21才からプロの広告カメラマンとして2011年までパリで活動してきました。
奥さんの地元ということで2000年からこの地に住みはじめ、11年の間、週に4日はパリ、3日はアラドンという二重生活を続けてきましたが、奥さんの意向もあり、パリを後にしここに落ち着きました。
その後、ロワールのパトリック・デプラのワインに出会いヴァン・ナチュールに目覚め、「これをシードルでやったらシードル・ナチュール!おもしろいに違いない・・・」と感じたのがこのプロジェクトの始まりとも言えます。

一方、相方のフランソワは元々、生物学の先生であり研究者。学校の先生を辞めたいと考えていた頃、2000年にマルクと出会い意気投合、2010年から二人でオーガニック食料品店を立ち上げました。その時に仕入れていたのがまさにここのシードルです。
実はこのシードルリーは2011年までは別の生産者の所有でした。
シードルをこの店で仕入れていた縁で、その生産者が醸造所と畑を売るという話を彼らに持ちかけ「それなら俺たちでやりたい」と二人が引き継ぐことになったといういきさつです。

2012年の立ち上げに漕ぎ着けたと同時に、フランソワは2週間のうち3日間はノルマンディの醸造学校へ通い醸造方法を本格的に学びました。また、マルクは50キロ離れた手造りのシードルの生産者での修業を開始、二人とも1年間は二足の草鞋を履く生活でした。
「あの頃は無茶苦茶ハードだった。」と二人は当時を懐かしそうに振り返ります。
2013年からは、ようやく自分たちのシードルリーでの生活一本となりました。


無農薬、無化学肥料のリンゴ畑は現在5.5ha。

実はシードルに使われるりんごの主要品種には「苦味」「甘味・苦味」「甘味」「酸味」のカテゴリーがあり、ゴルフで使用されている主な品種は次の5種類です。

Marie Ménard マリ・メナル(苦味)
Douce Moen デュース・モエン(甘味・苦味)
Douce Coëtligné デュース・コエトリニエ(甘味)
Judor ジュドール(酸味)
Guillevic ギエヴィック(酸味)

この5種類450本を混植していますが、そのうち約1haがGuillevic種です。

10月、リンゴが完熟して地面に落ちるまで待ち、そこから更に完熟するまで待ちます。リンゴを切って糖度を計り更なる完熟が確認できたら一斉に手で拾い収穫を開始します。

収穫したりんごは品種ごと、またはブレンドして軽く圧搾してから除芯します。
グラスファイバータンクで5 ヶ月発酵・熟成、SO2(酸化防止剤)無添加で瓶詰めします。

各種あるなかから、私が選んだのはエクストラブリュットの「X」を冠した糖分添加なしの辛口キュヴェ「Le X(ル・イクス)」と“規格外”というキュヴェ名のHors-Norme(オールノルム)。

どちらもNV(ノン・ヴィンテージ)表記ですが、れっきとした2016年産のりんごのみを使って醸造されたヴィンテージ・シードルです。

味筋としてはピュアさのなかに複雑味があり、後にビターな余韻を残す大人っぽいものなんですが、どこかにポップさを感じます。

というのも、シードルリーではアーテイストを呼び、ライヴや展示会を頻繁に行っているとのこと。そういったセンスがシードルの味わいに表れているのだと思います。

アーティスティックなマークと科学的な思考のフランソワが目指すもの、それは・・・

「文化というものをここから発信していきたい、お腹と頭を満たす文化、それをここでやりたいん だ」

カッコイイおじさま2人が手がける大人のシードル・ナチュール!

この内容にしてこの価格はかなりお値打ちだと思います。
この夏のお供にいかがでしょうか?

お買い物はこちらから→ Click!!


蒸し暑い日本の夏にCidre Nature!その1 Egger Franz(エッゲル・フランツ)

こんにちは!
梅雨の晴れ間が広がる連休最終日。みなさんいかがお過ごしですか?

数年前から蒸し暑い日本の夏におすすめしているのがシードルです。

キリッと冷えたビールも美味しいんですが、原料が穀物であること、醸造工程と発酵具合(完全発酵できているか)で飲んだ後に身体が怠くなることがよくあり・・・上記の条件を満たす一部のビールをのぞいて、私自身がビールをほとんど飲まなくなってしまいました。

発泡性または微発泡性のワインも好きなのですが、暑さで消耗して少しばかり弱っている身体や気力、コンディションによっては、多少、強いなぁと感じることがあります。

それに引き換え、りんごを原料として醸造して造られるシードルはアルコール度数も低め(10度以下がほとんど)で、とても爽やか〜。わずかに塩っ気があり、食欲が無くなったようなときにもするりと喉を潤して、食欲中枢を適度に刺激してくれます(笑)。

ここで大切なことは、酵母・糖分などの余分な材料を添加せず、自然な発酵をしっかりと最後まで行ったシードル=Cidre Nature (シードル・ナチュール)であること。(フランス語のVin Nature 「ヴァン・ナチュール、自然派ワイン」からの派生語)
お土産物屋さんで売っているタイプの、発酵具合も味わいも“あまーい”シードルではありませんので悪しからず・・・。

おすすめするシードルは、辛口のものが多く食事ともよく合います。
甘みがあったとしても、それはりんご由来の自然な甘さなのでベタつかず、喉が乾くようなものではありません。

そんな目線で選んだこの夏おすすめのシードルたちを数回に分けてご紹介いたします!
どれもサマーセール価格で販売中ですので、ぜひこの機会にお試しくださいね。

まずはEgger Franz(エッゲル・フランツ)さん!

イタリア、トレンティーノ・アルト・アディジェ。ボルツァーノからアディジェ川沿いに南へ30㎞、エーニャ(ノイマルクト)の町。
若くから植物学者として大学に勤務してきたエッゲル・フランツ氏が、1994年に退職して故郷に帰り、父親からりんご園を受け継いだことから始まりました。

植物を主体に自然環境、菌、酵母などを専門的に研究してきたという異色の経歴を持つフランツ・エッゲル氏。
父親の代では慣行農法だったりんご園をこれまで自身が学んできた知識と経験をもとに、薬品類の代わりに多種の薬草からとった煎じ液を利用することで、 果樹では非常に難しいとされる 無農薬、無肥料栽培に成功しました。

りんごの品種についても、病気やカビに強い原種を選抜して栽培し、思考錯誤を繰り返しながらも時間を経て、今では年によってはごくごく微量な天然由来の硫黄物を使用するのみ、 ボルドー液はもちろん銅も全く使用する必要がないというバランスの取れた畑になりました。

しかしながら、これは日本でも言えることですが、そうやって丹精込めて育てた完全にオーガニックのりんごも、収穫して販売するだけでは数量的な限界があります。
そしてメルカート(市場)で販売しても、他の慣行栽培のりんごとの違いを理解して購入してくれる人は皆無という現実に愕然としたエッゲル氏に、シードルを造るというアイデアが閃きます。

「栽培や収穫にのめり込むほど 、りんごを収穫して販売するだけでは物足りないと 感じてしま って・・・(中略)ぶどうを栽培してワインを造るという行為は、果実以上の表現ができると感じたんだ。りんごを用いて表現できるもの、形の残るものを造りたい、それがシードル造りだったのさ 。」(フランツ氏)

持ち前の追及心の高さで思考錯誤を繰り返しながら、シードル造りに没頭する日々。
りんごは切り口からすぐに茶色く変色することからも分かるように、ぶどうよりも酸化しやすいのですが(シードルからりんご以外のおかしな香りがすることが多いのはこのためです。)フィルターの使用をやめてオリ引きの回数を減らし、オリによっ て原酒が酸化から守られる状態(シュール ・ リー) を維持する事で、 完全に SO2(亜硫酸塩:酸化防止剤)の添加を行わない瓶内2次醗酵のシードルを造りだすまでに至ります。

そして、りんごのみで造るシードルのシンプルな美味しさは言わずもがなですが、ぶどうよりも単調になりやすいシードルの味わいに彩りを添えるために、生姜(Zenszero ゼンゼロ)や花梨(mela Cotagna コトーニャ)を加えて発酵させたものや、りんご果汁にニワトコの花 (Sambuca サンブーカ)を加えて一緒に発酵させたものも造っています。

そして、そのどれもが、彼のりんご園に一緒に植えられているものです。

イタリアで作られているシードルは、そのほとんどが輸出用のものだとか。そもそもシードル造りの伝統がないこの場所で、しかも、お父さんから受け継いだりんご園を長年かけてオーガニックに変更して、酸化防止剤なしのシードル造り・・・!
最初は誰にも理解されず、ハード面ソフト面問わず、苦労が多かったことは想像に難くありません。

始めた当初は「お父さんがまた・・・」と距離感があった娘さんも今では良き理解者だとか。


エッゲルさんの笑顔が今の生活の充実ぶりを物語りますね!

エッゲルさんのシードルは、どれもしみじみとして素朴、りんご本来の味わいをしっかりと感じる味わいです。

前述したようにフィルターをかけずに瓶内でオリと一緒に寝かせることで酸化防止効果と味わいに深みを与えています。
そのため「にごり」がありますが、それもこのシードルの風味のひとつになっています。

身体に沁み込むようなピュアな美味しさを是非お試しくださいね!

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(画像、文章の一部は輸入元様資料より抜粋しています。)


密かに人気のアイテム、その2。

前のブログでご紹介した甕(かめ)に引き続き、密かに人気のアイテムLasserra Pomodori Pelati ラッセッラ ポモドーリ・ペラーティをご紹介します。

ホールトマトの水煮?そんなのたくさんあるよ!

という声が聞こえてきそうですが・・・然に非ず。

商品名の「Pomodori Pelati (ホールトマト)」にあるように、水煮ではなく、まんまホールトマトの瓶詰めなんです。

無農薬自家栽培で育てたトマトをフレッシュなうちに少量の塩とバジルと一緒に瓶にギュウギュウ詰めにして入れ、蓋をした状態で湯煎することで調理と加熱殺菌を同時に行ったもの。
水を一切使っていないので、味わいが薄まることなく、トマトそのものの美味しさが丸ごと瓶詰めされています。

トマトの美味しさは言わずもがな・・・。本場っていうのをナメちゃいけません!

造り手のLasserra(ラッセッラ)は、イル・ブオンヴィチーノと言ったらご存知の方も多いかもしれない、熱狂的なファンをもつワイン&加工食品(ジャム、野菜の瓶詰め等)の生産、そしてアグリツーリズモを行ってきたワイナリーで、当主イザベッラがプチ隠居して、息子たちに代替わりすることになり、その際に若者の農業への新規参入に対する助成金を受けるために、ワイナリー名をラッセッラと一新しました。

イザベッラ母さんと息子たち!

多種多様な瓶詰めを作っていますが、その原材料となる青果の大半を無農薬で自家栽培したものになります。それらを使って、イザベッラが長年作り続けてきた昔ながらの製法で、主原料となる素材に塩、砂糖、ハーブ、オイルなどの自然のものだけでシンプルに作られたものです。

このホールトマトの瓶詰めの原材料も、トマト、塩、バジルのみ!保存料などの添加物はもちろん、一切使われていません。
絶妙な加減で入っているお塩が、トマトの旨味を引き立てていて、この辺は料理のセンスというか、美味しいものを食べ続け(作り続け)てきた一家だからこそできる塩梅だなぁと毎回、感心します。

バジルが入っているんですが、これまた絶妙な効かせ具合で、どんなお料理にも使いやすい!

おすすめポイントはお味以外にもありまして・・・

それは、水煮の場合、果肉が柔らかくなりますが、こちらは水煮ではないので果肉がプリッとしっかりしているところ!

まるごと、または大きめに切ったものを、スープや夏の”軽い”煮込み料理に具材として入れたり、オムレツにしたり、フォークで荒く潰して煮込めはトマトソース的にも使えます。
丸ごとをオリーブオイルを入れて熱したフライパンで表面だけこんがり焼いたものを、サンドイッチの具材として挟んでも美味しいです。(葉野菜、チーズ、ハムなど他の具材はお好みで)

量もたっぷり1kg入り!
本場イタリアの美味しいオーガニックトマト&余分な添加物なし&大容量でこのお値段はお得だと思います。

余談ですが、使用後の空き瓶が、これまた口の大きさといい、サイズ感といい・・・ザワークラウトや小梅漬けなどの手仕事の保存容器としても使いやすいのが、また嬉しいところなんです(笑)。

フレッシュのトマトが出回る時期ではありますが、日本で主流の生食用トマトとは一味違うこの美味しさは、あると本当に重宝します。
キッチンに多めにストックしておくのをオススメします!
災害時用の非常食としても、是非。

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味噌作りや梅仕事、ぬか床作りにおすすめ!弥満丈製陶 ふた付甕

こんにちはー。
梅雨入り目前の近畿地方の今日は、蒸し暑い曇り空から雨へ。
少しだけ涼しさが戻りましたね。

さて、ブログはご無沙汰してしまいましたが、今回は、密かに人気の弥満丈(やまじょう)製陶ふた付甕(かめ)をご紹介します。

この甕は高田焼きという岐阜県美濃地方の東部で生産される美濃焼の一種で日本有数の歴史ある焼き物です。
高田の土には自然の酸化チタンが含まれるのが特徴で、これは消臭や抗菌効果があることで知られています。
このおかげで、水を入れて保存すれば美味しくなり、「漬物がすっぱくなりにくい」「梅干が色鮮やかに漬かる」などと言われて、昔から保存食用の甕として重宝されてきたそうです。

以前から気にはなっていたのですが、こちらを実際に使い始めたのは、昨年の今頃。味噌作りの容器として使い始めたのが最初です。

そのときの画像がこちら。

出来上がりがこちら

実は同時に琺瑯の容器でも味噌を仕込んだんですが、仕上がりの状態がこの甕のものの方が格段によくて、正直言ってここまで違うとは・・・・とびっくりしました。

寒仕込みに間に合わず、5月の暖かい時期から仕込みをスタートしたのですが、最後までカビもほとんど生えず、発酵も順調に進んで11月頃には美味しいお味噌になり、今もう、ほぼ完食してしまいました(笑)。

昨年は梅干しもこの甕で仕込みました。
鹹味(かんみ:塩気)がまろやかで色が綺麗に仕上がりました。
こっちも容器違いで実験すればよかったなぁと後悔・・・・。
とはいえ、とても美味しく仕上がりましたので、梅仕事にもおすすめします。

ちなみに、今年はこの甕でぬか床作りに挑戦したいと思っています。結果はまたお知らせしますね。

「ザ・かめ!!!」という感じではなく、釉薬を使わないオーガニックホワイトというのも良いところ。
グレーがかったベージュの落ち着いた色合いで、ところどころに自然の土(雲母)からくる黒い斑点があります。
和室にも洋室にも合うシンプルさで、部屋の片隅に置いていても素敵です。

と、かなり良いことずくめのこちらの甕なんですが、ひとつ難点があります。

それは重いこと・・・陶器ですし、この分厚さが気温の変化から守ってくれているので仕方ないんですけどね。

実は大きいサイズの甕もひとつだけ仕入れて使ってみたんですが、中に味噌とか梅を入れた状態で運ぶのは、女性には一苦労です!!気軽に移動させて掃除もできないし、毎回、結構なストレスでした(笑)。特に真夏・・・。

そこで、女性でも扱い易いサイズとして、1.5升と2升を販売してきましたが、今回から5号と8号も追加しました。

左から5号、8号、1.5升です。レモンと赤玉ねぎはサイズの目安として。どちらも一般的にスーパーで目にするサイズです。

5号:巾150mm×高さ155mm(ふたをはずした高さ120mm)/口径115mm
容積:5合(900ml)の内容物で程良い大きさ

このように卓上に置いても邪魔にならないのが5号です。出来上がったお漬物や梅干しの保存に。

画像左が5号、右が8号です。

8号:巾160mm×高さ180mm(ふたをはずした高さ140mm)/口径132mm 
容積:8合(1440ml)の内容物で程良い大きさ

8号はできあがった梅干しなどの保存用、少量の味噌作りやぬか床作りにぴったりです。
私は画像のように白味噌作りに使っています。4月に仕込みしたので、まだまだですが・・・。

お次は5号と2升の比較です。

2升(2個比較の右):巾216mm×高さ230mm(ふたをはずした高さ180mm)/口径190mm 
容積:2升(3.6L)の内容物で程良い大きさ

弥満丈製陶 ふた付甕の実際の容量は、表示の容量よりも2割ほど大き目です。
これは、保存するものによっては発酵が進み、カサが増える場合があるためで、例えば2升の容器に、2升分(3.6L)分の食品を詰めてもカメの口までぎりぎり一杯ということはなく、ほどよくゆとりがあります。

サイズ選びに迷いますが、仕上がり2kgの味噌作りなら1.5升がちょうど良いサイズです。

1.5升(2個比較の左):巾190mm×高さ206mm(ふたをはずした高さ165mm)/ 口径160mm 
容積:1.5升(2.7L)の内容物で程良い大きさ

ただ、今後、仕込む味噌の量が多くなるかも・・・と思うなら、2升だとある程度まで仕込みの量を増やしても対応できますよ。

弥満丈(やまじょう)製陶所さんは、岐阜県多治見市で、生産者の加藤さんご夫婦2人だけで切り盛りする小さな窯。
加藤さんのご先祖様が焼き物を始めたのは安土桃山時代で、現在13代目にあたります。
なんと千利休や、古田織部がパトロンだった時代があったというほど歴史の深い窯だそうです。

作家ものの陶器も好きですが、こういった昔から使われてきた「日用品」としての陶器に心惹かれます。

その目に馴染む形、使い勝手の良さ。

長く愛されてきたものには、それなりの理由がちゃんとあるということが、使っているうちに伝わってきて手放せなくなります。

それは、味噌も梅干しも、そしてワインも同じこと。
毎日でも飽きない姿かたち、味わいを大切にしていきたいなぁ・・といつも思います。

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今季最終分の入荷です。

こんにちは。
あっという間に2019年も4月中旬に差し掛かり、3分の1が過ぎましたね。
春が来たと思った途端に強烈な寒の戻りがあったりして・・・
寒いのが苦手な私としては、軽装で出かけられる日が待ち遠しいです。

さて、とても寂しいのですが2018年度産の青果は、いよいよ終了目前になって参りました。

まずは、農粋つかさ庵さんのレモン!今季最終分が入荷しておます。


広島県大崎上島で、木成りで完熟した露地栽培のものです。もちろん農薬・化学肥料は一切使っておりません!
長い間、自然のなかで木成りさせていたので、表面の傷やでこぼこ、黒い斑点がありますが、食用に問題は全くございません。
また、無選別ですのでサイズもまちまちです。(画像をご参照ください。)

だけど、この個体差こそ自然のものの証、なんです。

太陽を浴びて、厳しい自然環境のなかで土に根を伸ばし、木の力だけで完熟したレモンの風味の良さと果汁の多さはとにかく格別で「たかがレモン、されどレモン!」と使うたびに感じさせてくれます。
お料理の仕上がりが、全然違うのです!

レモンはビニール袋に入れた状態で冷蔵庫で結構長い期間、保存できますし、塩レモン、酢漬けレモン(ドレッシングとして使ったり、煮込み料理に使うとお肉が柔らか。また、はちみつや氷砂糖などで甘みをつけるとそのままドリンクとしてもGOOD!)、絞って果汁を瓶詰めしておけば、冷蔵庫で次のシーズンが始まるまでは持ちます。
(何と言っても、レモン自体が「酸」だから!とっても酸化しにくいものなのです)

そして、ストックが無くなると何だか心許無くなってしまうたから農園さんの生姜!

こちらも今回の入荷分で今季最終となります!

「生姜ってほんとはこんな香りだったんだ!」と思わせてくれる華やかで芳醇な香りと、ピリッとするけどカドのない、まろやかな味わい。

私自身、これを使い出してからは、他を買う気がしないくらいのお気に入りです。

生姜もレモンもお料理に欠かせないものですが、市販のもので安心安全かつ風味が際立ってよいものを見つけるのは本当に難しいもの。

特に生姜は、連作障害に弱いこと、草取りが大変なこと、保管が難しいこと等の理由から、意外なほど農薬の使用が多い作物のひとつです。

たから農園さんは農薬不使用、無施肥の自然栽培をされています。
風味が良いのも生姜自体に生命力がしっかりあるからだと思いますが、保存にも強い気がします。
私は、冬場は冷蔵庫に入れずに新聞紙に包んだ状態でそのまま置いてますが、軽く2ヶ月はもちますね・・・。

生姜は晩秋の頃に収穫されて、土がついたままで湿気と温度管理しながら倉庫で保管され、順次出荷されます。
倉庫といっても、地中にある貯蔵庫で、昔の洞のような場所が多いようです。
つまり、湿気と温度が一定であることが大切。

お家では、新聞紙に厚めに包んで、その上からビニール袋などに入れて野菜室で保存すると、かなり長持ちします。
(温度は低過ぎても高過ぎてもダメなので、新聞紙に包んで、直接、冷気が当たらないようにします。)

レモンと生姜、どちらも今季最終の特別価格で販売させていただきます。

次の入荷は、どちらも今年の秋以降になります。

この機会をお見逃しなく!

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SABADiのチョコを使った石窯焼きグラノラ&チョコパン by HOVEL kusayama

あっという間に1月後半ですね。
遅ればせながら、今年もどうぞよろしくお願いいたします!

年明けはサバディ特集から!と告知しておきながら、まさかのメインアイテム「モディカ・チョコレート」が輸入元さん欠品・・・(汗)。
しかしながら、1月末に入荷することが正式に決定しましたのでご案内させていただきます。

先日、久しぶりにサバディのホームページを見たら、なんとモディカを代表する美しいサン・ジョルジョ教会の敷地のなかに、サバディ直営の素敵なバールをオープンしていました。

美しいサン・ジョルジョ教会のなかに・・・

現れる素敵空間!!フードメニューはサバディが工房で使用する素材と同じ目線で選ばれたものをシンプルに提供、ワインはもちろんナチュラルなものをチョイス。


外観もスタイルもハイセンスで本当に素敵ですね!歴史的な建物のなかにこんなにバールがあるなんて・・・しかも安心安全でハイクオリティな食べ物と飲み物が供されるなんて・・・・素敵すぎて夢のような話です。
この教会と公園は自治体のものなのですが、手入れが行き届かず、ゴミや吸い殻などが放置されていて、美しいモディカの街並みを愛するシモーネとしては見るに見かねて自治体と自ら交渉。
一切合切を自腹で管理する代わりに8年間無償で借りる契約を取りつけて、そこに自らの理想のバールを作った・・といういきさつだそうです。
昨年、来日した際に彼はこう言っています。
「(自分が欲しいものを)誰も作ってくれないなら、自分でやるしかない」
シモーネって、やっぱり只者じゃない・・・!
更にまた別の新しい試みとして「LA PRIMA CANTINA DI AFFINAMENTO DEL CIOCCOLATO」なるものをショップに併設。
直訳すると「世界初のチョコレート熟成セラー」なんですが、カカオが香りを吸着する性質を利用して、同じ原材料&製法のチョコレートを香りごとに異なる貯蔵庫に保存して、香りを移したチョコレートを販売するセラーです。
香りの素となるのは、もちろん、ナチュラルなもののみ。


わかりやすいところではバーボン樽で熟成させたもの、マニアックなところでは、タバコの葉と熟成させたもの(しかもタバコの葉の種類別に)とか、ミント、タイム、ラベンダーといった各種ハーブと熟成させたもの、プーアール茶、紅茶(アールグレイ)、中国緑茶と熟成させたもの・・・という風です。(上の画像はイメージ。実際にはセラー画像の棚のなかに見える銀色の箱のなかで熟成されています。)
食べた方のお話では、これが同じチョコレート??と思うほどに香りによって味の印象も余韻も全く違ってとても面白いそうです。
香りの違いで楽しむチョコレート!次の流行りになるかもしれませんね。
(個人的には流行は苦手なので、流行って欲しくはないのですが・・・笑)
日本への入荷は未定とのことですが、すでにパリに同じコンセプトの熟成セラーの出店が決まっているとか・・・サバディの今後の展開から目が離せません!

当主シモーネ・サバイーニ

◎まとめ買い特別価格

サバディのチョコレート5個以上のお買い上げで5%OFF!!
組み合わせ自由です。

◎レターパックライト(360円税込)でお届け可能

1)モディカシリーズのみなら9枚まで
2)ラッテシリーズのみなら6枚まで
3)モディカシリーズとラッテシリーズを混載する場合は6枚まで
(組み合わせは自由です。)
4)シクラテッラは厚みがあるため、レターパックで配送できません。

サバディのチョコレートはオンラインショップからお買い求めいただけます。Click!!

そして、バレンタインも近いことですし、今回特別にサバディのチョコレートを贅沢にたっぷりと使って、HOVEL kusayamaさんに石窯でグラノラとチョコパンを焼いていただきました!


その独特な大人っぽい美味しさに、試作段階からすっかりお気に入りのチョコパン!
今回はモディカ・シリーズの「チーノ(唐辛子)」が入ります。
お砂糖は使わずに、サバディのチョコレートの甘みだけ。ライ麦の酸味と海塩がこのパンの美味しさのポイントで、良質なカカオの風味がより一層引き立ちます。
名前はチョコパンですが、チョコというよりは上質なカカオ豆風味のパンという感じ。
香ばしくほろ苦な大人味で甘いのが苦手な方でもきっと大丈夫!気に入っていただけるかと思います。(私自身、甘いパンは好きじゃないので・・)
朝や昼はもちろん、夕食時にも。赤ワインとの相性がよかったです。
原材料:北海道産小麦(減農薬)、カナダ産オーガニックライ麦、海塩、有機カカオパウダー、サバディのチョコレート(モディカ「チーノ(唐辛子)」)、自家製酵母
*砂糖不使用


グラノラはサバディのモディカ・シリーズから「ロッセッラ(ブラッドオレンジ)」を使用し、石窯の余熱でじっくりと3時間かけて焼き上げます。

試作品をいただきましたが、焼いているのでブラッドオレンジの風味はほぼ感じませんが、サバディの高品質カカオの風味が生きています。
甘いもの好きには物足りないかもしれないくらい(笑)篠山産百花蜜がメインになった控えめな甘さ。
オーガニックのオートミール、アーモンドなどのナッツにカカオニブ、VERTでも販売している原農場さんのオーガニック全粒粉などが入って、ザクザクした食感です。
一部が大きめの固まりになっているので、シリアルバーのようにも食べられます。
お茶請けや小腹を満たすおやつとして。
また、意外かもしれませんが、グラノラっておつまみにもいいんですよ!
原材料:有機オートミール、有機アーモンド、有機ヒマワリの種、有機カカオニブ、原農場さんの全粒粉、篠山産蜂蜜(百花蜜)、きび砂糖、米油、有機ココアパウダー、海塩、サバディのチョコレート(モディカ「ロッセッラ」)

定番の石窯焼きカンパーニュもご用意できますので、こちらも是非!

ちょうど一昨日、HOVELさんからパンが納品されたんですが、届いた箱の外までパンの香ばしい良い香りが漂っていました。
土井善晴さんが書かれていましたが「熱源で風味が変わる」というのを毎回実感する石窯焼きパン。
もちろん石窯だから良いというわけではないですし、素材と造り手も含めての味わいなんですが
この香ばしさと深い味わいは是非一度はお試しいただきたい美味しさです。

グラノラ&パンは予約商品です。
ご注文は2月5日(火)まで、ご注文分を2月12日(火)に兵庫県西宮市から出荷します。

また、それぞれ簡易包装ですので、プレゼント用にお考えの場合はお好みのラッピンググッズをご用意しておいてくださいね。

HOVEL kusayamaさんのパン&グラノラのご注文はこちらからどうぞ→ Click!!

*HOVEL kusayama さんのホームページ → Click!!


販売期間限定!完熟柚子胡椒の手作りキット

こんにちは!
この寒さ、いよいよ本格的な冬の到来を感じさせますね。

寒いのが超苦手なのですが、鍋が美味しい季節がやってくるのはとても嬉しいです。
素材と味のバリエーションが無限にあるし、栄養もあって身体が温まるし、お酒も何でも合わせやすいし・・・なんといっても(ほとんど)素材を切るだけ!という手軽さ簡単さが、いい!(笑)。
仕事上、パソコンと向き合っていることが多いのですが、パソコンに生気を吸い取られているような感じで(?)夕方頃には何だかげんなり・・・お腹は空いたけど料理する気も食べる気にもならない、というのが日常です。
そんなときでも、鍋用のお野菜を切ったり、入れる素材をのろのろと用意していると、気持ちが少しずつ切り替わって、食欲が湧いてくるんですよね。
そして一回作ると翌日も美味しかったりするので、無限鍋ループにはまることがよくあります(笑)。

そんな鍋料理の欠点。それは味が単調になりやすいこと!

サイドメニューを用意できれば問題ないけれど、そんな余裕がない場合がほとんどなので、そういうときは薬味を色々と用意して「味変」して乗り切ります!

今回、ご紹介する完熟柚子胡椒もそのひとつで、青柚子胡椒と交互に楽しんでいます。

唐辛子は世界中にたくさんの種類があって、それぞれに辛さも風味も違います。

日本でよく知られている「鷹の爪(品種名)」はシャープで尖った辛さ、韓国唐辛子はマイルドな甘みを感じる辛さ。中国・四川省で使われている唐辛子にはお料理と一緒に食べられるものから激辛すぎて慣れない日本人には危険なものまで本当に幅広くありました。

そして、人によって得意な(大丈夫な)辛さと苦手な辛さがあるようです。
辛いものは比較的好きな私ですが、なぜか青唐辛子の発酵させた辛さが全然ダメです。

中国料理やタイ料理なんかで青唐辛子を発酵させた調味料がよく使われるのですが、それが入っていると舌が痺れて涙が出て、箸が全くすすみません。一緒に食事している人からは、それまでは辛いお料理(発酵青唐辛子が入っていないもの)を美味しい美味しいと食べていたので不思議がられます(笑)。

それと、唐辛子の辛さは、実は「鮮度」がとっても重要なポイントなんです!
鮮度が悪い唐辛子の場合、辛さだけが際立って味がなく、食べた後に胸やけしたり気分が悪くなります。
そういう意味でもいつ作ったのかわかる「自家製」って安心ですね。

青柚子胡椒は発酵させていないので辛さは大丈夫なんですが、主張が強いので飽きてくることがあります。
そんなときに完熟柚子胡椒が登場!完熟した赤唐辛子と黄柚子の深みある辛さが何とも言えない美味しさです。

作り方は青柚子胡椒と同じで、とても簡単です。
青柚子胡椒を作ったことがある人ならわかりますが、赤唐辛子の方が大きいので、あの一番大変な作業が楽かもしれません(笑)。
レシピ付きでお届けしますので、作ったことがない方でも大丈夫。作り方自体はとてもシンプルで簡単です。

青柚子胡椒キットと同様に、素材はすべて熊本県で栽培されたオーガニック。
唐辛子は人吉の敬農吉さんの自然栽培のもの、柚子は玉名のにしだ果樹園さんの自然栽培のもので木なり完熟したものです。

申し訳ないのですが、赤唐辛子(生)の入荷と保存の都合上、ご予約販売品となりますこと、ご了承ください。

予約受注期間:11月21日(水)まで
発送日:11月29日(木)に兵庫県西宮市より冷蔵便で発送します。
青果につき12月2日(日)までにお受け取りください。

新鮮な材料で作る自家製調味料の味は格別です。
完熟柚子胡椒作りは、生の赤唐辛子があって黄柚子がある時期のみの限定品なので実はレアものなんですよ。
柚子胡椒作りしたことある方も、初めての方も、今年は完熟柚子胡椒作りに是非、挑戦してみてくださいね。

みなさまからのご注文、お待ちしています!

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40年以上続く循環型農園で栽培したオーガニックトマトの濃厚トマトピューレ!

昨日に引き続いて、お料理が楽しくなる食品紹介!
今回はPassata di Pomodoro(パッサータ ディ ポモドーロ)です。

トマトを水煮したものを裏ごししたトマトピューレのことですが、トマトは旨味と酸味を兼ね備えていて、合わせる素材を選ばないので、お料理にはとても便利なアイテムですよね。

スーパーにいけば、国産から外国産のものまで、たくさんのトマトピューレや水煮缶がありますが、どこのどんなトマトからできているかが明確にわかりますか?
保存料などの余分なものは入っていませんか?

その点、これはイタリアで40年以上、ワイナリーと農場と牧場で循環型農業を続けるラ・コッリーナがビオディナミ農法で栽培した完熟トマトと塩だけて作った裏漉しトマトピューレ!

安心安全、しかもとっても美味しいので私も愛用しております。


トマトはイタリアの有機栽培作物認証機関B.A.C(BIO AGRI CERT)の厳しい基準をクリアしたもの。トマトの味から違います!

一見お高いようですが・・・とても濃厚なのでお料理に使うと少量で存在感を発揮します!
結果的にはお得なんです。しかも素性が明らか、安心安全!
食べたもので身体は作られますから、これって本当に大切なこと。

造り手さんのFacebookページからは、食育も兼ねて様々なイベントを開催している様子が伺えます。

https://www.facebook.com/cooplacollina/

にんにくと唐辛子をオリーブオイルで香りがでるまで煮るように炒めて、このパッサータを加えて軽く煮込むだけでとっても美味しいパスタソースの出来上がり。
この場合は、オリーブオイルは良質なものをたっぷりと使うのがコツ。

トマト煮込み、ロールキャベツ、トマト鍋なんかもいいですね!

ただいま、お試し価格10%OFFにてオンラインショップで販売中です。
是非この機会にご賞味くださいね。

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造り手さんに会いにいってきました!2018年熊本 後編

敬農吉さんの亀の尾 @ 人吉,熊本



続きまして、2日目。

県民も絶賛する菊池温泉を堪能しきれずに後ろ髪ひかれながらも(ゆっくりはできませんでしたが、本当にいいお湯でした!)朝から宇城方面へ向かいます。

たから農園さん

たから農園さんと生姜畑

こちらも2年ぶりの再会になりました!たから農園の高田和加奈さん。
臨月のおなかにいる赤ちゃんと一緒に出迎えてくれました。

前回の訪問時には、お住まいの近くの生姜畑と田んぼを案内していただきましたが、今回は少し離れた山あいにある畑に連れていってくださいました。

近年の夏の酷暑と日照りは人にとってだけではなくお野菜にとっても本当に厳しい状況です。
熱帯生まれの高温多湿を好む生姜といえども、最近の高温と乾燥、または豪雨という環境には耐えられず、日差しが当たりすぎる平地の畑での栽培が難しいようです。そこで、日中は山陰になる場所に畑を借りて栽培を始めたとのことでした。

とはいえ、酷暑と水不足で苦労が多かったようですが、こちらの畑の生姜はなんとか無事に育ってくれていました。

行ってみると、周囲を山や竹林に囲まれた独立した環境に畑があり、とても静かで、心地よい空気が流れていました。

ここでは生姜の他にも空芯菜(画像 上)や大浦太ごぼう、紫蘇やエゴマ、唐辛子(画像 下)などなど、お野菜が多品目で植えられています。

様々なお野菜と自然の草が共存した畑は、周囲の山や林の一部のようで、とても気持ち良い空間した。

和加奈さんが、生姜を掘ってくれました!
2年前にきたときは、生姜がほとんど収穫できない年だったので、生姜を収穫するところを実際に見るのはこれが初めてです。嬉しいなー。ありがとう、和加奈さん♡

新生姜が出てきた!

そして、手でもっている部分が親(ひね)生姜。
親生姜は種として植えたもの、新生姜はそこから生えてきた新しい部分のこと。これで、よく分かりました!

そして、カットして・・

いつもお届けしている生姜の姿に!

掘り立ては白くて、つやつや、すべすべでとても綺麗です。
時間とともに表面は褐変していきますが、中はジューシーで甘い香りのたから農園さんの生姜。
初めて頂いたとき、その香り高さと深みある、まろやかな辛味にびっくりしました。

あぁ、生姜って、実はこういうものだったんだなぁ・・・と。

お野菜でも果物でもワインでも食品でも、そのものの本来の姿が感じられるものが私は好きです。
そういうものを食べると、身体の奥から力が湧いてくるのを感じます。姿形だけ整えられた食べ物(飲み物)からは、そういうものが感じられないのです。残念ですが・・。

それが、私にとっての「美味しい」ということで、そういったものを紹介していきたいと思っています。

生姜は農薬も肥料も多く使われる野菜の一つだそうですが、たから農園さんでは、農薬に頼らず、また肥料も与えない自然栽培をしています。
生姜の芽はどこからでるのかわからないので機械での除草はできず、手で草取りをして、土寄せをしながらの栽培をしているそうです。
生姜は乾燥を嫌うので、慣行栽培では井戸を掘って灌漑をするそうですが、環境への影響を考えてそれもしないとのこと。

できる限り自然に近い状態で逞しく育てているからこそ、こんなに生命力を感じる香り高い生姜になるんですね!

玉名牧場さんでも話に出てきましたが「井戸を掘る、その井戸から水を汲み、たくさん水をやる、農薬&化学肥料(または未熟な畜産堆肥 / 畜産においても抗生物質やGMO問題組み替え飼料など問題たくさん、の堆肥)が地中に染み込む、地下水を汚染する、井戸から水を汲み・・・(以降、繰り返し)」

熊本は地下水が綺麗で豊かなことで有名な場所ですが、それでももう何年も前から、この問題は持ち上がっているそうです。

熊本は高知に次ぐ生姜の産地で、近隣にも生姜の畑がたくさんありました。
写真は撮れなかった(撮らなかった)けど、たから農園さんの生姜畑とは違って、慣行栽培の畑はどこもワサワサとあふれんばかりに生姜がたくさん育っていました。

これまで私が買っていた生姜と、たから農園さんの生姜の味の違い。

慣行栽培そのものを否定しているわけではありません。
ただ、自分の目の前にある食べ物の、その後ろにあるものについて、みんなが少しでも想いを巡らせることができれば、それを取り巻く世界を少しずつでも変えていけるんじゃないかと思います。

“手間ひま”という愛情を、たくさん注いで育てられた、たから農園さんの香り高い生姜。今季の販売をスタートしております。

是非是非、ご賞味ください!ご購入はこちらからどうぞ→  Click!!

敬農吉さん

宇城のたから農園さんとお別れして、人吉へ!

実は、今回の旅の最大の目的は、この亀の尾が実る姿をみることでした。(上の画像です。)

亀の尾は日本のブランド米のルーツになっているお米ですが、栽培する人が激減して今では“幻の米”と言われています。
それを農薬も肥料も使わず自然栽培しているのが敬農吉の西弘敬(にしひろとし)さんです。

なちゅらぶ農園の植田和久(うえだかずひさ)さんと、西さんと初めてお会いしました。お二人ともオーガニック野菜の生産者グループ「球磨川のほとり」のメンバーでもいらっしゃいます。

電話やSNS上では頻繁にやりとりしているけど、会ったことないって最初は変な感じしますよね(笑)。
そんな、緊張した雰囲気のなか、お昼ご飯をご一緒するところからスタートしました(笑)。

お店は相良藩 田さん。立派な古民家が素敵です。

地元球磨川で獲れた、正真正銘の天然鰻が素朴で美味しかったー!
養殖したあの妙なぷにぷにの食感じゃなくて、ほろり・・と口でほどけるような食感で、香りが違いますね。鰻って川魚なんだなーーーって実感しました。

写真は緊張も手伝って、全く撮れませんでした(笑)。

その後は、青井阿蘇神社さんを訪れました。

相良藩(人吉藩)20代当主、相良長毎(ながつね)さんによって、1609年から約18年かかって建てられたこの神社は、国宝指定されています。

改修はされていますが、400年前の姿を今に留めているとのことで、とても見応えがありました。

茅葺の屋根が立派!

西さんのご紹介で、住吉則昭(すみよしのりあき)さん、通称「線香屋の定吉さん」に案内していただきました。本当にそっくり!
あまりにもお話が面白くて、こちらでもやっぱり写真は撮り忘れ・・・(笑)。

観光や娯楽の要素があまりない今回の旅のなか、とても良い時間になりました。
お忙しいのに時間を割いていただいた定吉さんに感謝しております。
ありがとうございました!


そして、いよいよ亀の尾の田んぼへ。手前が敬農吉の西さん。
道の右側、奥にみえる雑木林があるあたりまで田んぼです。
4年前は、耕作放棄されたこの場所は、あたり一面が奥の雑木林だったとか・・・。それをトラクターで整備して田んぼにしたそうです!

台風でなぎ倒されてますが、立派な稲穂!

亀の尾はドラマにもなった漫画「夏子の酒」で登場する「幻の米」のモデルになったお米です。(物語のなかではお米の名前は「龍錦」でした。)

明治30年(1897年)に山形県庄内で、在来種が自然の突然変異で生まれた品種で、漫画「夏子の酒」で酒米として紹介されたこともあって食用ではないと思われていますが、もともとは食味が非常に良いことから「日本3大優良品種」とされたお米です。
コシヒカリやササニシキ、あきたこまちといった今のブランド米のほとんどのルーツになっています。
味と米質が良いので当時、盛んに栽培されていましたが、大正7年以降に無機質肥料(石炭窒素や硫黄など)の導入が推奨され「多肥料栽培時代」になると、亀の尾の特徴である長稈(稲の背丈が高いこと)は耐肥性に劣るため倒れやすく栽培されなくなりました。
そして、品種改良によって出来た育てやすい米に押され、市場から姿を消すことになります。
それからは一部の農家さんによって、細々と栽培されてきました。

在来種に興味があった西さんは、鹿児島で参加した「種の交換会」で亀の尾の種籾に偶然出会い、それから無農薬・無施肥で自然栽培しています。

ルーツを考えると、肥料を与えない自然栽培に向く品種ではありそうですが、背丈が高いので倒れやすく栽培が難しいそうです。

西さんが育てているもうひとつのお米「にこまる」と稲の背丈の比較をしてみると

亀の尾

にこまる

にこまるは平成8年に「きぬむすめ」と「北陸174号」の交配種として誕生しました。
九州のブランド米である「ヒノヒカリ」が気温の温暖化や台風の被害のために高品質を保てなくなる可能性が高まり開発された新しいお米です。

もちもち食感の今風のお米と、サクサクした粘りの少ない食感の古くからの日本のお米を同時に栽培しているのも、敬農吉さんの面白いところです。

さて・・・これなんでしょう?

答えはジャンボタニシです。

昭和50年頃に食用として日本に輸入された「ジャンボタニシ(正しくはスクミリンゴガイで日本に昔からいるタニシとは別種)」は、味が良くないことから採算が取れず、養殖場が中止、放棄されたために西日本で野生化し、広く生息することになりました。
ジャンボタニシは雑食で繁殖力旺盛です。柔らかい葉っぱを好んで食べるので、浮き草、アゼナ、せりなどの若い葉っぱを食べますが、それらがなくなると稲の柔らかい部分やレンコンの浮き葉を食べるので田んぼやレンコン畑での被害が深刻化しています。
そのジャンボタニシが西さんの田んぼにもたくさん生息していて、うかうかしていると田植えしたばかりの柔らかい稲を全部食べられてしまいます。

稲が生えていない部分は、苗をジャンボタニシが食べちゃったところ。

西さんは、水の高さを3cmくらいに調整して稲の柔らかい部分が水から出た状態に保っておくことで、水面からは出られないジャンボタニシに食べられないようにしています。

こうすることで、今度は、食べられる場所にある雑草をジャンボタニシが食べてくれる効果があります。

「有害動物と言われているけど、それは人間側の都合。時間と手間、知恵を使えば共存できるんですよ。」

そうですよね・・・ただ疎まれるだけじゃ、連れてこられたジャンボタニシもかわいそうだ。

実際に、ジャンボタニシがいる田んぼといない田んぼを比較してみると・・

いない田んぼ。稲と草の区別がつかない(笑)。

こちらはいる田んぼ。すっきり!

ジャンボタニシのたまごです。綺麗なピンク?それともグロテスク?
これも、捉え方によって見え方も変わるでしょうね。

次はにこまるの畑へ。

稲穂が小ぶりです!

収穫は訪れた翌週くらいから、ということでした。
収穫した後は、はざ掛けしてじっくりと天日干し。これもまた、とても労力がかかる作業です。

だけど、時間をかけて天日で乾燥させてお米は、やはりとても美味しいのです!

知ってはいたことですが、農薬や化学肥料に頼らない自然栽培は私たち消費者から見ればとても嬉しいことですが、現場では相当な労力と気力が必要だと、西さんの話を伺っていて実感しました。

そんな西さんの自然栽培米の新米が今年も届きます!
今日から販売をスタートしましたので、みなさんも是非ご賞味くださいね。

ご購入はこちらからどうぞ→  Click!!


造り手さんに会いにいってきました!2018年熊本 前編


こんにちは。
平素よりVERTをご愛顧くださいまして誠にありがとうございます。

先日、1泊2日の弾丸旅で熊本の生産者さんを訪れてきました!

毎回思うけど、九州はやっぱり広い!!
時間がなくて駆け足での訪問になりましたが、充実した旅になりました。

早速ですが、1日目の様子です。

玉名牧場さん

熊本駅で予約してたレンタカー屋さんが、その日の朝にシステムが新しくなったばかりとかで、その割には余裕たっぷりで対応する男性スタッフに若干イライラしつつ(笑)、飛び乗った車で向かったのは玉名牧場さん。

実は3年前のとあるイベントでご一緒させていただき、そのときからずっと伺いたいと思いながら、なかなか機会がなくやっと今回の訪問となりました。

玉名牧場さんは、玉名市の三ツ川という地域にあり、標高約200mの山頂を切り拓いた14haの敷地で、約30頭のジャージー牛と、約300羽のニワトリを通年放牧し、輸入飼料に頼らない完全放牧の酪農によって得られたミルクやミルクから作られる乳製品、たまごを販売。
近年では、その加工の工程ででるホエーを使って養豚も行っています。
全てにおいて、一切の薬剤、ホルモン剤を使用していません。

敷地内では環境に配慮した農薬、化学肥料を使わない自然農法による農業も行い「自然の営み」を大切にした自給自足を実践、そして循環型農業を営む牧場です。

想像していたよりも、かなり細くて険しい山道を登っていきます。
「え?本当にこの道でいいの?」と不安に襲われるタイミングで、毎回きちんと小さな看板が出迎えてくれます。それを繰り返すこと5回ほどで、やっと玉名牧場さんに到着!

遅れてしまったので途中参加になりましたが、まず出迎えてくれたのは生後10日間ほどという可愛い仔牛ちゃん!(最初の画像)

大型犬以上の大きさはあるんだけれど、動きや表情がぽやぽやしているところはやっぱり赤ちゃん♡警戒心がまだあまりないみたいで、見学者の近くまできてくんくん匂いを嗅いだりしていました。

玉名牧場の代表、矢野希実(やのきみのり)さん!
ピンボケしててすみません。汗

ここは仔牛と鶏が放し飼いされている場所です。鶏、見えますか?
仔牛のときから生きている牧草を食べる環境で育てないと、大きくなってから、いきなり放牧しても草を食べられないのだそうです。

牛として生まれたからといっても、何もせずして牛になるわけじゃなくて
そういう環境のなかで育つから、ちゃんとした「牛」になるんですね!

牛をたくさん言いましたが、ここにすごく納得。

牛がちゃんとした(真っ当な、健全な)牛になるためには、食べられる草があって、適度なスペースがあって、雄牛も雌牛も適度なバランスで一緒に生活している・・・そういう環境が必要。

人間もきっと同じことだなぁ、と・・・。

矢野さんは、自らの牧場の説明だけではなく、畜産業の現実、一般的に流通している野菜、お肉、ひいては食品の実情や、過剰な農薬や化学肥料、未熟な畜産堆肥を使う農業、そして農業のための灌水が、野菜に、そして地下水へ与えている悪影響をつまびらかに説明してくださいます。

穏やかな笑顔で話す矢野さんですが、話の内容は超ハードボイルド(いい意味です)!
矢野さんのお話が終わるのを待っている姿がまた愛おしい・・・。

こちらは放牧している場所。雌牛が見えますね!

スイスやフランス、イタリアの高地にいる牛と外見の様子がそっくり!

全体的に余分な肉がなく、筋肉質でスッとしていて、これが本当の牛の姿。

日本で普通にみるどっーーーしりした牛はメタボ・・・なんです。残念ですが。牛のせいではないですが。

玉名牧場では、雌牛が人の手を借りずにする自然分娩が普通だそうです。

テレビで見る牧場での出産シーンは、人が仔牛の脚を引っ張っているじゃないですか?

そういうのを感動的なシーンとして放映されるたびに、ウルウルしながら見ていた単純な子どもでしたが、心のどこかで合点がいかない気持ちがあったのも事実。

だって、あれ、苦しそうで・・・自然の営みが本来そんなに苦しいはずはないと、なんとなく思っていたのですが、今回ですっきり解決しました(笑)。

ここでは猫も自給自足!
ネズミも追い払ってくれるし、大切な従業員さん。
自給自足で自然の営みに任せていると、必要以上に増えたりしないんだそうです。

見学の後はこちらでランチタイムですが、お食事が来る前に、矢野さんの自然乾燥お野菜コレクションを拝見。自然農のお野菜は腐らずに干からびていく、という証拠の品々。

自然の造形が美しいなぁ・・・宝石のようにキラキラ輝いています。

玉名牧場さんのチーズを使った自家製ピッツァ!
お野菜も、トマト以外は自社農場で採れたお野菜を使っています。

他にもかぼちゃのポタージュスープ、ミルク、シフォンケーキ、サラダ。
全てお手製のほっこりする美味しさにおなかが温まります。

矢野さんと奥さんの笑顔が素敵なツーショット。お忙しいなか、ありがとうございました!

翌日もあるので、ミルクやチーズは購入できませんでしたが、卵をGet!!

白身のところの盛り上がりがこんもりしていて、濃厚だけど臭みがなく、キレのある美味しさが最高でした。

自給自足の生活や、継続可能な農業を生業にすることの意味と覚悟。

自ら実践する矢野さんの言葉にはものすごく説得力がありました。

予約制で牧場見学&ランチをされていますので、みなさんも是非訪れてみてください。

玉名牧場さんのホームページ

にしだ果樹園さん

2年ぶりの訪問になります、にしだ果樹園さん!毎回そうなんですが、今回もキウイフルーツが実る時期の訪問になりました。

園主の西田淳一(にしだじゅんいち)さん!いつもお世話になります!

今回も、まずはキウイ園にてお話を伺いました。

植樹されてから9年もの間、一度も農薬も肥料も使わずに完全な自然栽培で育てられたキウイフルーツは恐らく日本でもここだけではないでしょうか?

お祖父さんの時代に建てたビニールハウスがあったこの園を譲り受けた西田さんは、冬場は寒くなるこの場所で果樹を栽培する場合、石油などを使って室内を温める必要があることから、ビニールハウスを撤去することにします。
そして、この場所に合う果樹を探していくと、中国内陸部が原産であるキウイフルーツに行き当たります。
当時はキウイフルーツを栽培している果樹園が周囲になかったので、誰にも口出しされずに自分の思う通りに果樹園を設計、栽培ができることも魅力的でした。

そう、 JA主導の慣行農業が主流のなかで、農薬や肥料に頼らない、いわば他の人がしない「新しい取り組み」をするということの難しさ!

それを乗り超える強い想いがなければできないことですよね・・・。

にしだ果樹園さんのキウイ園を訪れると、下草がわさわさと生えていて、頭上にはたくさんの蜘蛛の巣があります。

下草はきちんとした考えのもと手入れされていて、葉っぱや根っこは様々な生き物、微生物が住み家にしています。その生き物たちの営みから生まれる排泄物や死骸は土の養分となります。
そして、この下草のおかげで、乾燥した日が続いても土がカラカラに乾くことがありません。

また、たくさんいる蜘蛛は有害な虫を適度に食べてくれる大切な従業員です。

同じ環境に生きる生き物(植物と動物)と栽培されているキウイが共存、調和するこの果樹園には、とても良い気が流れているのを感じます。

この環境で9年間生きてきたキウイフルーツは、雑草との競争によって根っこを深く伸ばし、地中深くからしっかりと養分や水分を吸い上げて、秋にはしっかりとした実をつけます。

近頃は無農薬栽培のキウイフルーツが産直販売場などで売られているので、ときどきは購入して食べてみるのですが、美味しいと思ったことはないのが正直なところ。

無農薬だから良い、無農薬だから美味しいということではなく、観察と考察の積み重ねできちんと手入れされているからこそ、感動するほど美味しいものができるんですよね。

またしてもピンボケ画像ですみません。これは熟れて自然落下したキウイを食べるところ。

にしだ果樹園さんでは、自然落下したキウイの数がある程度まで確認できるようになったところで、収穫を開始します。

以前も書きましたが、キウイフルーツは木になっているときは甘くなくて、熟れて自然に木から落下して、なりくちと反対側にある尖った部分に刺激がはいることがスイッチになり、それから甘くなります。これが自然な流れです。

通常は流通の事情を優先して、かなり早い時期に収穫して出荷されることがほとんどです。
それでも輸送中、店頭などで追熟がすすむので甘くはなりますが、本来はちゃんと木で熟したものの方が断然、美味しいのです。

VERTのオンラインショップでも、今季の販売をスタートしました!

にしだ果樹園さんのキウイフルーツは、12月満月収穫分までの期間限定品。
他にはない美味しさのキウイフルーツを是非ご賞味くださいね!

ご注文はこちらから→Click!!

そして、今回初めてお邪魔した柚子園。
柚子胡椒セットでお世話になっている柚子たちと初対面です。

辺りに漂う柚子の香り。

柚子やレモンなどの柑橘には大きなトゲがあります。
それで収穫が大変だと聞いてはいたけれど・・・実際見ると釘みたいな大きなトゲにびっくり!
上の画像に赤でマルしましたが、わかりますか?

なので、高枝切り鋏で収穫するのだとか・・・労力も、時間も、かなり必要。いつも本当にありがとうございます!

こんな感じでわさわさの枝と葉っぱとトゲのなかに実があります。

これは先日の台風のときに、風に煽られて自分のトゲで傷ついた柚子。
木になっていれば、かさぶたのようなものを作って傷を直してこんな感じになります。
見た目は良くないのですが、自己防衛本能が発揮されたこういう柚子の方が香りが豊かだったりします。

また、レモンや柚子で、同じように保存していてもカビたり腐ってきたりする実があるのは、収穫のときにトゲでできた傷が原因のことが多いようです。

ここにもよく働く従業員さん(蜘蛛)がたくさん出勤中(笑)。柚子園も共存共栄、周囲の自然と調和しています。

今季の青柚子が終わり、一旦おやすみして、熟して黄柚子になる11月満月収穫分からのお届けになります。

VERTのオンラインショップにてご予約受付中です!→ Click!!

にしだ果樹園さんの後は、菊池方面へ向かいました。

目的は熊本県民も絶賛する(笑)菊池温泉!!!ではなくて(それもあるけど)以前からお伺いしたかったコントルノ食堂さんへ。

事情があって、宿で仕事しなきゃいけなくて焦って遅れていったのでお店の外観を撮り忘れ・・・涙

料理の画像ばっかりですが・・・。

自家製のペーストに自家製の生ハム。

ご一緒した原田将和さんが作るペルラ・ディ・ラッテ(モッツァレッラチーズ)!
ちょっとびっくりするほど美味しい!

これが、コントルノ食堂さんのコントルノ(付け合わせ)!!どれも美味しかったー。

メイン!地元菊池産の放牧赤牛。

牛肉はほっとんど食べませんが、飼育環境に問題がなくて、脂身のさしが入ってなくて、赤身メインのお肉は感謝していただきます。

ワインはこんな感じ!ラディコンはもちろんですが、パーチナのロザートが絶妙でした。

びっくりするのは、コントルノ食堂さんで出されるお料理やパン、その素材のほとんど全てが地元産のものだというところ!

それを使って、何でも(本当に何でも!)手作りしちゃう菊池シェフもすごい(笑)。

ワインもナチュラルなもので、食事も含めて身体への負担が少なくて・・・こういうお店がもっと増えてくれたら、外食がもっと楽しくなるのになぁ・・・。
などと考えながら宿に戻りました。

熊本市内からもそんなに遠くない場所にあり温泉も最高で、おすすめです!

次は原田さんのお店のピッツァも食べにいきたいなぁ。

コントルノ食堂さんのfacebookページ→Click!!

ペルラ・ディ・ラッテ(モッツァレッラチーズ)はこちら →  Click!!

2日目に続く!